業態別ガイド

ラーメン店のモバイルオーダー・テイクアウト導入ガイド|回転率アップと行列対策

著者: オーダーテイク編集部

ラーメン店の経営で最も頭を悩ませるのが「ピーク時の行列管理」と「回転率の最大化」です。特にランチタイムの11:30〜13:30は、行列の長さが売上の天井を決めてしまいます。

行列に並ぶことを嫌って帰ってしまう顧客(機会損失)、食券機の前で迷う時間、注文確認のやりとり。これらの「売上にならない時間」を削減するのがモバイルオーダーとQRオーダーです。

この記事では、ラーメン店がモバイルオーダー・QRオーダー・テイクアウトを導入するメリットと、具体的な運用方法を解説します。

ラーメン店がモバイルオーダーを導入すべき3つの理由

1. 食券機前の渋滞を解消できる

多くのラーメン店では食券機が店の入口付近に1台設置されており、ここがボトルネックになっています。

  • 初めての客がメニューで迷う(1〜3分)
  • 千円札しか使えず両替が必要
  • 混雑時に食券機の前に小さな行列ができる

QRオーダーなら、席に座る前にスマートフォンで注文・決済を完了できます。食券機の前で立ち止まる時間がゼロになり、着席した瞬間から調理を開始できます。

2. ピーク帯の回転率が上がる

ラーメン店のピーク帯における顧客1人あたりの滞在時間を分解してみます。

工程食券機方式QRオーダー方式
食券購入・注文2〜5分0分(事前注文済み)
調理待ち5〜8分5〜8分
食事10〜15分10〜15分
会計0分(食券済み)0分(事前決済済み)
合計17〜28分15〜23分

1回転あたり2〜5分の短縮。10席のラーメン店でランチ3時間(180分)の場合:

食券機方式QRオーダー方式
平均滞在時間22分18分
3時間の回転数約8回転約10回転
提供杯数(10席)80杯100杯
客単価1,000円の場合80,000円100,000円
差額+20,000円/日

1日20,000円の差は、月間(25日営業)で50万円の売上差になります。

3. 食券機の設備投資・維持費を削減できる

食券機は意外とコストがかかる設備です。

項目食券機QRオーダー
初期費用100〜200万円0円
メニュー変更ボタン変更費用(数万円)オンラインで即時反映(0円)
故障時の修理数万〜十数万円故障なし(クラウドサービス)
両替対応必要(千円札の準備)不要(キャッシュレス決済)
設置スペース入口付近に1台分QRコードのみ(場所を取らない)

食券機の入替費用(100〜200万円)を考えると、QRオーダーへの移行は長期的に大幅なコスト削減になります。

モバイルオーダー全般のメリットについてはモバイルオーダー導入メリットガイドで詳しく解説しています。

ラーメンのテイクアウト:麺とスープの分離提供

「ラーメンはテイクアウトに向かない」と思われがちですが、麺とスープを分離して提供する方式で多くのラーメン店がテイクアウトに成功しています。

分離提供の基本パターン

構成要素容器ポイント
スープ耐熱紙カップ(蓋付き)500〜700ml持ち帰り時間を考慮して熱めに仕上げる
密閉プラ容器またはジッパー袋水気をしっかり切る。茹で時間を30秒短くする
トッピング小容器(チャーシュー、メンマ、味玉等)生ものは分けて密閉

お客様への案内例:「スープを器に注ぎ、麺を入れてほぐしてからお召し上がりください。電子レンジ対応容器です。」

テイクアウト向きのラーメンメニュー

メニューテイクアウト適性理由
つけ麺最適もともと麺とスープが分離。冷たい麺は時間が経ってもOK
まぜそば・汁なし担々麺最適スープがないため汁漏れリスクなし
濃厚豚骨・味噌適している濃いスープは冷めても味が落ちにくい
あっさり醤油・塩やや注意繊細な味のバランスが崩れやすい
炒飯・餃子セット非常に適しているラーメン以外のサイドメニューで客単価UP

テイクアウトの客単価を上げるコツ

ラーメン単品だけでなく、サイドメニューとのセット販売が効果的です。

  • ラーメン+餃子セット — 定番の組み合わせ。単品合計より100円引きでお得感を出す
  • ラーメン+炒飯ハーフセット — ガッツリ食べたい層に訴求
  • ラーメン+味玉・チャーシュー増し — トッピング追加で客単価+100〜300円

オンライン注文システムなら、注文画面でセットメニューやトッピングが自動的に表示されるため、口頭でのおすすめよりも自然に客単価が上がります。

QRオーダーの具体的な運用方法

導入の流れ

  1. メニュー登録 — 既存のメニューをオンラインシステムに登録。写真・価格・トッピングオプションを設定
  2. QRコード設置 — 各カウンター席にQRコードを印刷したPOPを設置
  3. 注文受付の開始 — お客様がQRを読み取り→メニュー選択→決済→キッチンに注文が表示される

ラーメン店での運用フロー

入店〜着席:

  1. 顧客が入店、空席に案内(または列に並んでいる間にQRで事前注文)
  2. 席のQRコードを読み取り
  3. メニュー選択・トッピング追加・決済完了
  4. キッチンに注文が即時表示

調理〜提供: 5. 注文順に調理開始 6. 番号で呼び出し、または席番号で直接提供 7. 食事後、そのまま退店(決済済み)

スタッフは調理と配膳に集中でき、注文確認や会計対応が不要になります。

食券機との併用期間

いきなり食券機を撤去するのではなく、併用期間を設けて段階的に移行するのがおすすめです。

  • 1ヶ月目:食券機とQRオーダーを併用。「QRオーダーもご利用いただけます」のPOPを設置
  • 2ヶ月目:QRオーダーの利用率を確認。50%を超えたら移行を検討
  • 3ヶ月目以降:食券機を撤去し、QRオーダーに完全移行

高齢の常連客など、スマートフォン操作が難しい層への配慮として、口頭注文も受け付けられるようにしておくとスムーズです。

Googleマップからの集客

「ラーメン 近く」「つけ麺 渋谷」のようなGoogleマップ検索は、ラーメン店にとって最も重要な集客チャネルの一つです。

Googleビジネスプロフィールに注文リンクを設置すれば、マップ検索から直接テイクアウト注文につなげられます。行列が見えて諦めてしまう顧客にも、「テイクアウトなら待たずに受け取れます」という選択肢を提示できます。

コスト比較:食券機 vs QRオーダーシステム

3年間のトータルコストで比較します。

項目食券機QRオーダー(オーダーテイク)
初期費用150万円0円
月額費用(3年間)0円316,800円(8,800円×36ヶ月)
メニュー変更(年2回×3年)18万円0円
修理・メンテナンス(3年間)10万円0円
3年間合計178万円316,800円

QRオーダーは食券機の約5分の1のコストで運用できます。さらに、回転率の改善による売上増加を考慮すると、投資対効果は圧倒的です。

まとめ:ラーメン店の「次の一手」はモバイルオーダー

ラーメン店がモバイルオーダー・QRオーダーを導入するメリットをまとめます。

  1. 食券機前の渋滞を解消 — 着席と同時に調理開始できる
  2. ピーク帯の回転率が10〜20%改善 — 1日あたり数十杯分の売上増
  3. 食券機の設備投資が不要 — 初期費用0円、メニュー変更も無料
  4. テイクアウトで新たな売上チャネル — 麺スープ分離方式で品質を維持
  5. Googleマップから直接集客 — 行列を嫌う顧客にもリーチ

オーダーテイクなら、QRオーダー(イートイン)・テイクアウト注文・Googleマップ連携・事前決済のすべてが月額8,800円で利用できます。初期費用0円・契約縛りなし・7日間の無料トライアルで全機能を試せます。

人手不足とDXについては飲食店の人手不足をDXで解決する方法もあわせてご覧ください。

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