飲食店の食品ロス(フードロス)削減ガイド|利益改善につながる7つの実践策
飲食店の食品ロスを削減し利益を改善する7つの実践策を解説。仕入れ最適化、在庫管理、メニュー設計、テイクアウト活用など、すぐに実行できる方法を紹介します。
「メニューが多いのに利益が出ない」「何を売れば儲かるのかわからない」——こうした悩みを解決するのがメニューエンジニアリングです。
メニューエンジニアリングとは、各メニューの**人気度(注文数)と利益率(粗利額)**を分析し、メニュー構成を最適化する手法です。勘や好みではなく、データに基づいてメニューの追加・削除・価格変更を判断できます。
各メニューを「人気度」と「利益率」の2軸で4つに分類します。
| 利益率:高い | 利益率:低い | |
|---|---|---|
| 人気度:高い | スター(稼ぎ頭) | プラウホース(集客力あるが儲からない) |
| 人気度:低い | パズル(儲かるが売れない) | ドッグ(儲からず売れない) |
最も重要なメニュー。メニュー表やオンライン注文画面で最も目立つ位置に配置し、積極的に売りましょう。
施策: 現状維持。品質を落とさず、露出を最大化する。
注文数は多いが利益が薄いメニュー。集客の役割があるためすぐに廃止はしない。
施策:
利益率は高いが注文されないメニュー。認知不足か、メニュー名・写真に魅力がないことが原因。
施策:
儲からず売れないメニュー。メニューから外す候補。
施策: 廃止を検討。ただし、コース料理の一部や、特定の常連客に人気がある場合は残す判断もあり。
1ヶ月分の注文データを集めます。
| メニュー | 注文数 | 販売価格 | 原価 | 粗利額 | 売上 |
|---|---|---|---|---|---|
| チキンカレー | 320件 | 900円 | 280円 | 620円 | 288,000円 |
| ビーフカレー | 180件 | 1,200円 | 500円 | 700円 | 216,000円 |
| キーマカレー | 250件 | 850円 | 250円 | 600円 | 212,500円 |
| シーフードカレー | 60件 | 1,100円 | 520円 | 580円 | 66,000円 |
| 野菜カレー | 90件 | 800円 | 350円 | 450円 | 72,000円 |
| メニュー | 注文数(平均180件) | 粗利額(平均590円) | 分類 |
|---|---|---|---|
| チキンカレー | 320件(高い) | 620円(高い) | スター |
| ビーフカレー | 180件(平均) | 700円(高い) | パズル |
| キーマカレー | 250件(高い) | 600円(高い) | スター |
| シーフードカレー | 60件(低い) | 580円(低い) | ドッグ |
| 野菜カレー | 90件(低い) | 450円(低い) | ドッグ |
この分析結果から:
テイクアウトと店内では人気メニューが異なることが多いです。
| 特徴 | 店内 | テイクアウト |
|---|---|---|
| 人気メニュー | 単品メニュー | セットメニュー・弁当 |
| 客単価の傾向 | ドリンク追加で上がる | セット・トッピングで上がる |
| 時間帯 | ランチ・ディナー | ランチに集中 |
テイクアウト注文システムに蓄積された注文データを活用し、テイクアウト専用のメニュー分析を行いましょう。
メニューエンジニアリングは一度やって終わりではなく、PDCAサイクルで継続的に改善します。
月1回のメニュー分析を習慣化すれば、利益は着実に改善していきます。
人の視線は左上から右下に流れます(Zの法則)。この法則を活用して、スターメニューを最も目立つ位置に配置しましょう。
QRオーダーやテイクアウトのオンライン注文画面でも同じ原則が適用できます。カテゴリの表示順や「おすすめ」タグの設定で、売りたいメニューの露出を最大化しましょう。
写真付きメニューは、写真なしと比較して注文率が30%以上高いという調査結果があります。特にパズル(低人気×高利益)メニューには必ず写真を付け、視覚的に訴求しましょう。
メニューエンジニアリングのポイントです。
注文データの蓄積にはテイクアウト注文システムやPOSレジが必要です。オーダーテイクなら注文履歴がデータとして蓄積されるため、メニュー分析の基盤として活用できます。
コスト管理については飲食店のコスト管理ガイド、メニューの価格設定はテイクアウトメニューの作り方ガイドをご覧ください。
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