テイクアウト経営

【2026年版】テイクアウト注文システム比較ガイド - 主要5社を徹底比較

著者: オーダーテイク編集部

「テイクアウトを始めたいが、電話注文では対応しきれない」「UberEatsの手数料が利益を圧迫している」——こうした悩みを抱える飲食店オーナーは少なくありません。

農林水産省の「外食・中食の動向」調査によると、中食(テイクアウト・デリバリー)市場は2025年に約8兆円規模に達し、コロナ前と比較して約15%拡大しています。テイクアウト需要が定着したいま、効率的な注文管理は飲食店経営の必須テーマです。

この記事では、飲食店向けテイクアウト注文システム主要5社の料金・機能・特徴を客観的に比較し、自店舗に最適なシステムの選び方を解説します。

テイクアウト注文システムとは? 導入メリットを整理

テイクアウト注文システムとは、お客様がスマートフォンやPCから事前に注文・決済を行い、指定した時間に店舗で商品を受け取れるようにする仕組みです。

日本フードサービス協会の2025年データによると、テイクアウト対応店舗の客単価はテイクアウト未対応店舗と比較して平均12%高い傾向にあります。注文システムを導入することで、以下のメリットが見込めます。

  • 電話対応の削減 — ピーク時の電話注文対応をゼロにし、調理に集中できる。あるカフェでは電話対応の時間が1日あたり約40分削減されたケースも
  • 注文ミスの防止 — お客様自身がメニューを選択・確定するため、聞き間違いによるミスが発生しない
  • 事前決済による効率化 — 受け取り時のレジ対応が不要になり、ピーク帯の回転率が向上する
  • 顧客データの蓄積 — 注文履歴や人気メニューのデータが蓄積され、リピーター施策やメニュー改善に活用できる
  • UberEats等の高額手数料からの脱却 — デリバリープラットフォームの手数料(30〜35%)と比較し、自社システムは3〜10%程度に抑えられる

テイクアウト注文システム選びで失敗しない7つのチェックポイント

システム選定時に確認すべき項目を優先度順に整理しました。

1. 料金体系(初期費用・月額・決済手数料の総コスト)

月額費用だけでなく、決済手数料を含めた総コストで比較することが重要です。「月額無料」でも注文ごとのサービス手数料が8〜10%を超えるサービスもあり、注文数が増えるほどコスト差が拡大します。

たとえば月間100件・客単価1,500円の場合、料金体系の違いで月額コストは以下のように変わります。

料金タイプ月額固定サービス手数料決済手数料月間合計
オーダーテイク(月額固定型)8,800円0円5,400円(3.6%)14,200円
テイクイーツ ベーシック(手数料型)0円12,000円(8%)5,400円(3.6%)17,400円
テイクイーツ スタンダード20,000円2,100円(1.4%)5,400円(3.6%)27,500円
デリバリープラットフォーム型0円51,000円(34%)0円51,000円

月間注文数が50件を超える店舗では、月額固定型のほうが総コストが低くなるケースが多いです。また、テイクイーツのベーシックプランは月額無料ですが、サービス手数料8%+決済手数料3.6%で合計11.6%がかかるため、注文数が増えるほどコスト負担が大きくなる点に注意が必要です。

2. Googleマップ連携(MEO集客との統合)

Googleが2025年に発表したデータによると、「近くの飲食店」関連の検索は前年比で20%以上増加しています。Googleマップから直接テイクアウト注文ができるかどうかは、新規顧客の獲得力に直結します。

具体的には、Googleビジネスプロフィールの「注文」ボタンから自社の注文ページに遷移できるかを確認しましょう。

3. 多言語対応(インバウンド需要)

日本政府観光局(JNTO)の統計によると、2025年の訪日外国人旅行者数は3,600万人を突破しました。観光地や主要駅周辺の飲食店では、英語・中国語・韓国語でのメニュー表示が売上に直結します。

翻訳方法は「手動翻訳」と「AI自動翻訳」の2パターンがあります。メニュー数が多い場合はAI自動翻訳が運用の手間を大幅に削減します。

4. 在庫管理・品切れ対応

「注文したのに品切れだった」というクレームは、口コミ評価を下げる大きな要因です。リアルタイムで品切れ商品を非表示にできるか、日替わりメニューの切り替えが簡単にできるかを確認しましょう。

5. 決済手段の種類

クレジットカード決済は必須ですが、それに加えてPayPay・LINE Payなどのキャッシュレス決済、Apple Pay・Google Payへの対応状況も確認ポイントです。決済手段が多いほど、顧客の離脱率は下がります。

6. 専用端末の要否

専用のタブレットやプリンターが必要なサービスは、初期投資が膨らみます。既存のスマートフォンやPCだけで運用できるかどうかは、特に個人店・小規模店舗にとって重要な判断基準です。

7. 契約期間の縛り

解約金や最低契約期間があるサービスは、合わなかった場合のリスクが大きくなります。無料トライアルや契約期間の縛りがないサービスから始めるのが安全です。

主要5社のテイクアウト注文システムを徹底比較

2026年現在、飲食店のテイクアウトに対応した主要5サービスを比較します。

比較一覧表

項目オーダーテイクテイクイーツSquareAirレジ オーダーSTORES
初期費用0円0円0円0円0円
月額費用8,800円0円〜20,000円0円13,200円〜0円(フリー)
サービス手数料なし8%(ベーシック)/1.4%(スタンダード)
決済手数料3.6%3.6%3.25%5%(フリー)
Googleマップ連携標準対応スタンダード以上非対応非対応非対応
多言語対応4言語AI翻訳非対応一部対応非対応非対応
在庫管理リアルタイムありありあり基本のみ
予約注文対応対応非対応対応対応
専用端末不要不要不要必要不要
契約期間縛りなし1年(スタンダード)なしありなし
無料トライアル7日間ベーシック(無料)フリープラン

各サービスの特徴

オーダーテイク — Googleマップ集客特化・多言語AI翻訳・低コスト

オーダーテイクは、Googleマップからの集客に特化したテイクアウト・モバイルオーダーシステムです。

強み:

  • Googleビジネスプロフィールと直接連携し、マップ検索から注文ページへワンタップで誘導
  • 日本語でメニューを登録するだけで英語・中国語・韓国語に自動翻訳(AI翻訳)
  • 初期費用0円・月額8,800円・サービス手数料なしのシンプルな料金体系
  • テイクアウト・イートイン両対応。QRオーダーにも対応
  • 事前決済(Stripe)対応で受け取り時のレジ対応不要
  • 契約期間の縛りなし。いつでも解約可能

適した店舗: Googleマップ経由の集客を伸ばしたい店舗、インバウンド対応が必要な観光地の店舗、コストを抑えたい個人店〜数店舗規模

テイクイーツ — テイクアウト特化・LINE連携オプションあり

テイクイーツは、テイクアウトの予約・決済に特化したシステムです。月額0円のベーシックプランがありますが、実用的な機能を使うにはスタンダードプラン(月額20,000円/店舗・1年契約)が必要になるケースが多い点に注意が必要です。

特徴:

  • ベーシックプランは月額0円だが、サービス手数料8%+決済手数料3.6%で注文ごとに合計11.6%のコストが発生
  • Googleマップ連携(Order with Google)はスタンダードプラン(月額20,000円)以上が必要
  • 多言語対応は非対応。訪日外国人が多いエリアの店舗には不向き
  • LINE公式アカウントとの連携が可能。ただしLINEミニアプリは初期費用150,000円+月額100,000円の別途オプション
  • スタンダードプランは1年間の契約縛りがある
  • 自社デリバリー・EC通販にも対応

適した店舗: LINE活用でリピーター獲得を重視する店舗、デリバリーも並行して始めたい店舗

オーダーテイク vs テイクイーツ:コストと機能を徹底比較

テイクアウト注文システムの導入を検討する際、オーダーテイクとテイクイーツはどちらもテイクアウト特化型として比較されることが多いサービスです。ここでは、実際の運用を想定して両者を詳しく比較します。

月間コスト比較(客単価1,500円の場合):

月間注文数オーダーテイクテイクイーツ ベーシックテイクイーツ スタンダード
50件11,500円8,700円23,750円
100件14,200円17,400円27,500円
200件19,600円34,800円35,000円
300件24,800円52,200円42,500円

テイクイーツのベーシックプランが安いのは月間50件以下の場合のみです。注文数が月100件を超えると、オーダーテイクとの月間コスト差は3,200円以上。これが年間では38,400円以上の差になります。月300件なら年間で約33万円の差です。

注文数が少ないうちはベーシック、増えたらスタンダードに切り替える戦略もありますが、スタンダードは月額20,000円+1年契約縛りが発生します。オーダーテイクなら月額8,800円固定で、注文が増えても減ってもコストが変わらず、いつでも解約可能です。

機能比較:

比較項目オーダーテイクテイクイーツ
Googleマップ連携全プランで標準対応スタンダード以上(月額20,000円〜)
多言語対応4言語AI自動翻訳(追加費用なし)非対応
QRオーダー(イートイン)対応スタンダード以上
契約縛りなし(いつでも解約可能)スタンダードは1年
サービス手数料なしベーシック8% / スタンダード1.4%
無料トライアル7日間(全機能利用可能)ベーシック(機能制限あり)

特に差が大きいのがGoogleマップ連携多言語対応です。テイクイーツでGoogleマップ連携を使うにはスタンダードプラン(月額20,000円)への加入が必要ですが、オーダーテイクなら月額8,800円のプランに標準で含まれています。多言語対応に至っては、テイクイーツでは対応自体がありません。

3店舗で1年間運用した場合の総コスト比較(月間注文200件/店舗):

オーダーテイクテイクイーツ スタンダード
月額固定8,800円 × 3店舗 = 26,400円20,000円 × 3店舗 = 60,000円
サービス手数料0円12,600円(1.4%)
決済手数料32,400円(3.6%)32,400円(3.6%)
月間合計58,800円105,000円
年間合計705,600円1,260,000円
年間差額+554,400円

複数店舗で展開すると、年間50万円以上のコスト差が生まれます。この差額があれば、メニュー開発や店舗改装など他の投資に回すことができます。

Square — 決済端末との一体型、小規模店舗向け

Squareは決済端末とPOSレジが一体化したサービスで、テイクアウトのオンライン注文にも対応しています。

強み:

  • 月額固定費0円、決済手数料3.25%のシンプル課金
  • POSレジ・請求書・オンラインストアなど多機能
  • 世界中で実績があり信頼性が高い

注意点: テイクアウト注文専用の設計ではないため、飲食店特有の機能(予約注文、在庫のリアルタイム連動など)はやや弱い。Googleマップとの直接連携・多言語対応は非対応。

適した店舗: 決済端末も含めてコストを抑えたい小規模店舗、POSレジも統合したい店舗

Airレジ オーダー — リクルート系、中規模以上の店舗向け

リクルートが提供するAirレジ オーダーは、セルフオーダー(店内)とテイクアウト注文の両方に対応したサービスです。

強み:

  • ホットペッパーグルメとの連携が可能
  • Airレジ・Airペイなどリクルート系サービスとの統合
  • 店内セルフオーダー機能が充実

注意点: 月額13,200円〜とやや高額。専用タブレットが必要な場合がある。多言語対応やGoogleマップ連携は非対応。

適した店舗: 既にAirレジを使っている店舗、ホットペッパーとの連携を重視する中規模以上の店舗

STORES — EC+テイクアウト、手軽に始めたい店向け

STORESは元々ECプラットフォームですが、テイクアウトの事前注文にも活用できます。

強み:

  • フリープランなら月額0円で開始可能
  • ECサイト構築のノウハウがあり、デザイン性が高い
  • 物販とテイクアウトを1つのプラットフォームで管理

注意点: フリープランは決済手数料5%とやや高め。飲食店専用の機能(調理時間管理、品切れ即時反映など)は限定的。多言語対応やGoogleマップ連携は非対応。

適した店舗: まず最小コストで試したい店舗、物販(焼き菓子・ドリンク通販等)も並行して行いたい店舗

比較のポイント:自社システム型 vs プラットフォーム型

テイクアウト注文システムは大きく2つのタイプに分かれます。

自社システム型プラットフォーム型
オーダーテイク、テイクイーツ、Square、Airレジ オーダーUberEats、出前館、menu
手数料低い(3〜10%)高い(10〜35%)
顧客データ自社保有プラットフォーム側
ブランディング自社ブランドで展開プラットフォームのUI
集客自力(Googleマップ・SNS等)プラットフォームの集客力
リピーター施策自由に実施可能制限あり

利益率を重視するなら自社システム型まず集客が必要ならプラットフォーム型が向いています。理想的には、プラットフォームで新規顧客を獲得しつつ、自社システムでリピーターを囲い込む「併用戦略」が有効です。

店舗タイプ別のおすすめ

個人店・小規模店舗(1〜3店舗)

コストを抑えつつ、Googleマップからの集客を強化したいならオーダーテイクがおすすめです。初期費用0円・月額8,800円でサービス手数料なし。専用端末も不要で、契約期間の縛りもありません。7日間の無料トライアルで自店舗との相性を確認できます。

オーダーテイクなら7日間の無料トライアルで全機能を試せるため、まず導入してみて合わなければいつでも解約できます。テイクイーツのベーシックプラン(月額0円)という選択肢もありますが、注文が増えるとサービス手数料8%の負担が大きくなり、Googleマップ連携や多言語対応も使えないため、集客面で差がつく可能性があります。

中規模チェーン(4〜10店舗)

複数店舗の統合管理が必要な場合はオーダーテイクまたはAirレジ オーダーが候補になります。オーダーテイクはグループ管理機能があり、複数店舗のメニュー・売上を一括管理できます。テイクイーツのスタンダードプランは1店舗あたり月額20,000円のため、店舗数が増えるほどコスト差が拡大します。

インバウンド対応が必要な店舗

多言語対応はオーダーテイクの4言語AI自動翻訳が最も充実しています。メニューを日本語で登録するだけで英語・中国語・韓国語に自動翻訳されるため、翻訳の手間がゼロになります。テイクイーツ・Airレジ オーダー・STORESは多言語対応に非対応のため、インバウンド需要が見込める立地では注意が必要です。

Googleマップからの集客を重視する店舗

Googleマップ連携はオーダーテイクが全プランで標準対応しています。テイクイーツもOrder with Google連携がありますが、スタンダードプラン(月額20,000円/店舗・1年契約)以上が必要です。Square・Airレジ オーダー・STORESはGoogleマップとの直接連携は非対応です。

まとめ:テイクアウト注文システムは「総コスト」と「集客経路」で選ぶ

テイクアウト注文システムを選ぶ際の重要ポイントは以下の3つです。

  1. 月額費用だけでなく手数料を含めた総コストで比較する — 「月額無料」でもサービス手数料が高ければトータルコストは増える。月間注文100件の場合、オーダーテイクは月14,200円、テイクイーツ ベーシックは月17,400円と、月額無料のはずのテイクイーツのほうが高くなる
  2. Googleマップ連携と多言語対応を確認する — テイクアウト需要の多くはGoogleマップ検索から生まれ、インバウンド需要は年々拡大している。これらの機能が標準搭載か、追加費用が必要かで運用コストが大きく変わる
  3. 契約縛りのないサービスから始める — 実際に使ってみないとオペレーションとの相性はわからない。1年縛りのサービスは合わなかった場合のリスクが大きい

今回比較した5社の中では、オーダーテイクがコスト・機能・柔軟性のバランスで最も優れています。月額8,800円でGoogleマップ連携・4言語AI翻訳・QRオーダーがすべて標準搭載、契約縛りなし。注文数が増えてもサービス手数料がかからないため、テイクアウトが軌道に乗るほど他社との差が広がります。

オーダーテイクは7日間の無料トライアルを提供しており、全機能を試すことができます。クレジットカード登録も不要なので、まずは実際の店舗オペレーションで使い勝手を確認してみてください。

テイクアウトの始め方全体については飲食店がテイクアウトを始めるには?、事前決済のメリットはテイクアウトの事前決済とは?もあわせてご覧ください。UberEatsの手数料問題はUberEats・出前館の手数料を削減する方法、テイクアウトの集客術はテイクアウトの売上を伸ばす7つの集客術も参考になります。

よくある質問

オーダーテイクを7日間無料で試す

Googleマップ連携で集客、4言語対応でインバウンドにも。飲食店向けテイクアウト オーダーシステムを初期費用0円・クレジットカード登録不要でお試しいただけます。

関連記事