飲食店のテイクアウト販売で知っておくべき食品衛生法と許可|よくある疑問を解説
飲食店がテイクアウトを始める際に必要な許可・届出・食品表示ルールを解説。飲食店営業許可の範囲、追加許可が必要なケース、アレルギー表示、温度管理まで網羅。
テイクアウトを始めるにあたって、意外と悩むのが容器選びです。「どんな容器を使えばいいのか」「コストはどのくらいかかるのか」「見栄えと機能を両立できるのか」——容器はテイクアウトの品質と利益率に直結する重要な要素です。
この記事では、テイクアウト容器の種類・素材・コスト・選び方のポイントを、飲食店の実務目線で解説します。
| 素材 | 特徴 | 電子レンジ | 単価目安 | 適した料理 |
|---|---|---|---|---|
| PP(ポリプロピレン) | 耐熱性が高く丈夫 | 対応 | 30〜60円 | 弁当、丼、カレー |
| PS(ポリスチレン) | 軽くて安価 | 非対応 | 20〜40円 | サラダ、冷菜 |
| 紙製(PP内面加工) | 環境配慮、おしゃれ | 対応 | 40〜80円 | バーガー、サンドイッチ |
| バガス(サトウキビ繊維) | 環境配慮、自然な質感 | 対応 | 50〜90円 | カフェ、オーガニック系 |
| アルミ箔容器 | 保温性が高い | 非対応 | 25〜50円 | グラタン、ドリア |
選び方のポイント: 温かい料理にはPP製が最も汎用性が高くコスパが良い。冷たい料理はPS製でコストを抑える。ブランドイメージを重視するカフェやベーカリーには紙製がおすすめ。
| 種類 | 特徴 | 単価目安 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 透明プラカップ(蓋付き) | 中身が見える | 15〜30円 | アイスドリンク、スムージー |
| ホットカップ(紙製) | 断熱性あり | 20〜35円 | コーヒー、紅茶 |
| スリーブ | ホットカップの持ち手 | 5〜10円 | ホットドリンク用 |
| ストロー | 紙製が主流に | 3〜8円 | アイスドリンク用 |
| 種類 | 特徴 | 単価目安 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 紙製スープカップ(蓋付き) | 密閉性が高い | 40〜70円 | スープ、カレー、シチュー |
| PP製丸型容器(蓋付き) | 電子レンジ対応 | 35〜55円 | 味噌汁、スープ |
汁物は密閉性が最重要。 蓋の密閉性が甘いと持ち運び中に漏れ、クレームの原因になります。購入前に必ず蓋の密閉性をテストしましょう。
| 資材 | 単価目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 紙袋(小) | 10〜20円 | 1〜2個のテイクアウト |
| 紙袋(大) | 15〜30円 | 3個以上のテイクアウト |
| レジ袋(有料) | 3〜10円 | 有料化義務あり(バイオマス素材は対象外) |
| 割箸 | 2〜5円 | |
| スプーン・フォーク | 3〜8円 | 木製・紙製が増加 |
| おしぼり | 3〜8円 | 個包装タイプ |
| ナプキン | 1〜3円 | |
| 保冷剤 | 5〜15円 | 夏場は必須 |
実際の注文パターンごとに容器コストを計算してみましょう。
| 資材 | 単価 |
|---|---|
| PP製弁当容器 | 45円 |
| 蓋 | (容器に含む) |
| 割箸 | 3円 |
| おしぼり | 5円 |
| 紙袋 | 15円 |
| 合計 | 68円 |
| 資材 | 単価 |
|---|---|
| PP製弁当容器 | 45円 |
| アイスドリンクカップ+蓋 | 20円 |
| ストロー | 5円 |
| 割箸 | 3円 |
| おしぼり | 5円 |
| 紙袋(大) | 20円 |
| 合計 | 98円 |
| 資材 | 単価 |
|---|---|
| ホットカップ+蓋 | 25円 |
| スリーブ | 8円 |
| 焼き菓子用紙袋 | 10円 |
| 紙袋 | 15円 |
| 合計 | 58円 |
容器は発注量が増えるほど単価が下がります。売れ筋メニューの容器が決まったら、1000個単位でまとめ買いしましょう。100個単位と比較して20〜30%安くなるケースが多いです。
メニューごとに異なる容器を使うと、種類が増えて管理が煩雑になり、まとめ買いの効果も薄れます。サイズ違いの2〜3種類に絞り、複数のメニューに共用しましょう。
同じ容器でも仕入れ先によって単価が異なります。
容器選びは「容器単体の単価」ではなく「1注文あたりの容器コスト合計」で判断しましょう。弁当容器が安くても、別途カップや袋のコストが高ければトータルで割高になります。
バガスやPLA容器は環境には良いですが、通常容器の1.5〜2倍のコストがかかります。全メニューを一気にエコ容器に切り替えるのではなく、まずは紙製容器への移行から始め、余裕ができたら段階的にエコ容器を増やしましょう。
汁物や丼もののタレが漏れると、お客様の衣服や車を汚すクレームになります。汁物用の容器は必ず蓋の密閉性をテストしてから採用しましょう。
PS(ポリスチレン)製容器を電子レンジで温めると変形・溶解します。「電子レンジで温めてお召し上がりください」と案内する料理には、必ずPP製またはPP内面加工の紙製容器を使いましょう。
容器が大きすぎると、中で料理が動いて盛り付けが崩れます。料理に対して適切なサイズの容器を選ぶことで、見栄えと品質を維持できます。
特に夏場。保冷剤は1個5〜15円のコストですが、食中毒を防ぐ投資としては極めて安価です。夏場のテイクアウトでは保冷剤を標準で同封するオペレーションを確立しましょう。
テイクアウト容器選びのポイントをまとめます。
容器コストを含めた原価計算や価格設定の詳細はテイクアウトメニューの作り方ガイド、テイクアウト全般の始め方はテイクアウトを始めるための完全ガイドをご覧ください。
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