テイクアウト経営

テイクアウトとデリバリーの違い|飲食店が選ぶべきはどっち?コスト・利益を徹底比較

著者: オーダーテイク編集部

テイクアウトとデリバリー。どちらも「お客様に料理を届ける」方法ですが、飲食店にとってのコスト、利益率、オペレーションは大きく異なります。

「UberEatsをやっているが利益が残らない」「テイクアウトを始めるべきか迷っている」という飲食店オーナーに向けて、テイクアウトとデリバリーの違いを飲食店の視点で徹底比較します。

テイクアウトとデリバリーの基本的な違い

項目テイクアウトデリバリー
商品の受け渡しお客様が来店して受け取る配達員が届ける
手数料低い(3〜10%)高い(30〜35%)
配達コストなしあり(プラットフォーム負担または店舗負担)
提供範囲徒歩・車圏内広範囲(3〜5km)
顧客データ自社で保有可能プラットフォーム側
品質管理受け渡し直後にお客様の手元配達時間分、品質低下リスク

コスト比較:テイクアウト vs デリバリー

客単価1,500円・月間200件の注文で比較します。

項目テイクアウト(自社システム)デリバリー(UberEats)
月額費用8,800円0円
サービス手数料0円105,000円(35%)
決済手数料10,800円(3.6%)含む
容器代14,000円(70円×200)20,000円(100円×200)
月間合計コスト33,600円125,000円
年間合計コスト403,200円1,500,000円
月間売上(300,000円)に対する利益266,400円175,000円

テイクアウトはデリバリーに対して、月あたり約9万円、年間で約110万円の利益差があります。

メリット・デメリット比較

テイクアウトのメリット

  • 利益率が高い — 手数料が低いため、売上のほとんどが利益に
  • 顧客データが自社に残る — リピーター施策が打てる
  • 品質管理がしやすい — お客様に直接手渡しするため
  • 配達トラブルがない — 配達遅延、商品の破損リスクなし

テイクアウトのデメリット

  • 来店が必要 — お客様が店舗に来る必要がある
  • 商圏が限定的 — 徒歩・車で来られる範囲

デリバリーのメリット

  • 広い商圏 — 3〜5km圏内の顧客にリーチ
  • プラットフォームの集客力 — アプリ内での露出、検索
  • 来店不要 — お客様は家にいるだけ

デリバリーのデメリット

  • 手数料が高い — 売上の30〜35%
  • 顧客データが残らない — リピーター施策が打てない
  • 品質リスク — 配達中の温度低下、崩れ
  • 配達トラブルリスク — 遅延、誤配、キャンセル

どちらを選ぶべきか:判断基準

テイクアウト向きの店舗

  • 駅近、商業地域、住宅街に立地
  • 近隣にオフィスビルやマンションがある
  • 料理の品質にこだわりたい
  • 利益率を重視したい
  • リピーターを育てたい

デリバリー向きの店舗

  • 住宅密集地だがアクセスが悪い(駅から遠い等)
  • まず認知を広げたい(開業間もない等)
  • デリバリー向きの料理(ピザ、カレー、丼等)が主力

業態別の判断ガイド

業態テイクアウト適性デリバリー適性おすすめ
カフェ非常に高い低い(ドリンクの配達が困難)テイクアウト中心
ラーメン店高い(麺スープ分離で対応可)中(品質低下リスク)テイクアウト中心
カレー店非常に高い(品質維持が容易)高い併用
弁当屋非常に高い高い併用
ピザ店高い非常に高いデリバリー中心+テイクアウト
居酒屋高い(おつまみセット等)中(品目が多い)テイクアウト中心
焼肉店高い(弁当、おうち焼肉セット)低い(品質管理が困難)テイクアウト中心
パン屋非常に高い低い(少額注文が多い)テイクアウト一択

オペレーション負荷の比較

項目テイクアウトデリバリー
注文受付オンラインシステムで自動プラットフォームから自動
調理受取時間に合わせて調理注文後すぐに調理(急かされる)
包装標準的な容器でOK頑丈な密閉容器が必要
受け渡しお客様に直接手渡し(1分)配達員への引き渡し(2〜3分)
トラブル対応ほぼなし配達遅延・誤配・商品破損の対応
レジ対応事前決済なら不要不要(プラットフォーム経由)

テイクアウトのほうがオペレーション負荷が低く、少人数の店舗でも回しやすい構造です。

最適解:併用戦略

多くの飲食店にとって最適なのは併用戦略です。

  1. デリバリープラットフォーム — 新規顧客の獲得チャネルとして活用
  2. 自社テイクアウトシステム — リピーターの注文を受け付ける

デリバリーで自店を知ってもらい、テイクアウト容器にQRコードを入れて自社注文サイトに誘導。リピーターは手数料の低い自社テイクアウトで注文してもらう流れです。

併用戦略の詳細はUberEats・出前館の手数料を削減する方法で解説しています。

まとめ

比較項目テイクアウトデリバリー
利益率高い低い
集客力自力(Googleマップ・SNS)プラットフォームの集客力
顧客データ自社保有プラットフォーム側
品質管理容易やや困難
おすすめ戦略リピーターの売上基盤新規獲得チャネル

テイクアウトの始め方はテイクアウトを始めるための完全ガイド、システム選びはテイクアウト注文システム比較ガイドをご覧ください。手数料削減の具体策はUberEats・出前館の手数料を削減する方法もあわせてどうぞ。

よくある質問

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